

和室2間からフローリング敷きの約9.5畳の洋室1間に変更。築29年とは思えない、素敵なアパート居室になりました。
居室には、大型洋収納とふとん収納を新設。内装は新築用の建材を使用しています。
他の居室にも施工しており、入居者にも好評のオーナー様こだわりのクロス。新築用の部材で、下地処理をしっかりおこない施工しました。
入居者ターゲットを絞っていることから、キッチンを小型のサイズに変更し、冷蔵庫設置スペースと洗濯機設置スペースを新設しました。
内装クロスに合わせドアもシートを貼って美観向上。玄関錠はディンプルキーで防犯性能もアップしました。
バランス釜を撤去し、浴槽を大型化。新に設置した給湯器は追い焚き機能付きに変更しました。
トイレも便器の交換、壁面、床、天井を貼り替え、清潔感が向上しました。
T様(以下オーナー様)が所有されているアパートは、築29年。1988年に一度増築され、現在8室。退去があるたびにリフォームをおこなわれ、既に6室は済んでいました。今回、10年以上ご入居いただいた方が退去され、全面的な補修が必要が発生したことから、ファミエスにリフォーム工事をご依頼くださいました。
オーナー様には、入居者は「30歳前後の単身者」というお考えがあります。長年のアパート経営から得られたご経験に基づかれたことだそうです。理由は、単身者、新婚、お子さまのいるご家族など、生活する時間が異なる入居者が同じアパートに暮らすと、騒音などのトラブルが発生しやすいからとのこと。世代をある程度決めることで、トラブルがなくなったそうです。
「30歳前後の単身者」の好みにあう内装にするため、和室2間の間取りから、フローリング敷きの洋室に変更。浮きが剥がれが起こらないよう、壁面の下地処理を丁寧におこない、新築用のクロスを施工しました。このコンクリート打ち放しの柄は他の居室にもご採用されており、好評を得られているものです。
また、キッチンまわりは、居室とは異なり、さわやかな印象になるよう、ブルーのストライプ柄のクロスを採用しました。
通常、キッチンリフォームの場合「設備を大型」する傾向にありますが「単身者」をターゲットにしているため、あえてサイズの小さいタイプを設置しました。理由は、屋外に洗濯機を置く昔の一般的な仕様をやめ、室内に洗濯機を置くスペースを確保するためです。
浴室も追い焚きのできる給湯器の設置、浴槽の大型化等をおこない、今の新築アパートの仕様に近いプランに仕上がりました。

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アパートは、築年数が経過するにつれ、仲介の業者さんに「とにかく賃料は安く」と言われてしまいます。
事実、賃料を下げなければ、入居者が決まりにくくなっています。
また、インターネットを使い、条件を選ぶだけで、アパート物件を選ぶことができる便利な世の中になりましたが、築年数が古ければ、検索の条件からはずされてしまうという、厳しい現実もあります。
私どもは、土地を所有していたので、アパート経営をはじめました。素人ながらにもあれこれ考えながら、30年近くが経過しました。長年積み重ねてきた経験から、見えてきたことを今、実践しています。
「30代の単身者」限定で入居者を捜していることも、今までの経験を踏まえ、導き出した解答です。現在、8室のうち7室ご入居いただいていることから、今回の物件も同じ築年数の物件よりも高い賃料を設定していますが、ご入居いただけるのではないかと思っています。
空室をなくすことは難しいですが、極力防ぐ努力はできると思います。あらかじめ居室を出来る限り綺麗にしておくと、入居者様もとてもきれいにお住まいいただき、また、長くご入居いただけるようです。
お金を掛けすぎかなと思うことも時にはありますが、自分たちが努力しなければ、ご入居者様から選んでいただけないと思いますので、計画的にリフォームしています。
※後日談
取材後2週間で新しい入居者が決まりました。おめでとうございました。